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    「アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)」とは?

コラム

2022.04.25
健康 病気 人間ドック・健診

1回の採血で三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)と認知機能低下のリスクを評価できる
「アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)」とは?

採血だけで三大疾患と認知機能低下のリスクを予想

日本人の三大死因である、がん、心疾患、脳血管疾患と、最も介護が必要となる疾患である認知症のリスクを、たった1回の7mLの採血だけで予想できる検査をご存じでしょうか。

血液中のアミノ酸を調べることで様々な疾患リスクを評価

私たちの血液中には20種のアミノ酸があります。この血液中のアミノ酸濃度は、健康な方では、それぞれ、一定に保たれるようにコントロールされています。しかし、さまざまな病気になると、病気によりそれぞれ、あるアミノ酸が増えたり、減ったりして、血液中のアミノ酸のバランスが病気ごとに変化することが分かっています。ことに、がんの方のアミノ酸濃度バランスは、それぞれのがん種により、異なったアミノ酸バランスを示します。このバランスの変化は、がんの早期のステージから変化しています。

したがって、アミノインデックスは、血液中のアミノ酸濃度のバランスから、様々な疾患リスクを1回の、7mLの採血で評価するものです。そして、その結果に基づいて生活習慣に起因する疾病の発見や予防の機会の創出をサポートし、健康寿命の延伸に貢献します。

アミノインデックスで分かること

アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)を受診した方には、アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)と、アミノインデックス生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)の検査結果を報告し、その結果に基づき、健康増進に役立つ情報が提供されます。

アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)とは

アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AILS)とは、血液中のアミノ酸濃度バランスから、現在がんである可能性を評価する検査です。早期がんにも対応しています。

男性では5種のがん:胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん

女性では6種のがん:胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮・卵巣がん

なお、子宮がん・卵巣がんについては、これらのアミノ酸の濃度バランスが類似していることから、子宮がん、卵巣がんのいずれかのがんである可能性について評価することができますが、それぞれのがんの可能性については区別することができません。

アミノインデックス生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)とは

アミノインデックス生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)とは、血液中のアミノ酸濃度バランスから、10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク、4年以内に糖尿病を発症するリスク、血液中の必須・準必須アミノ酸の低さ、および現在認知機能が低下している可能性を評価する検査です。

AILS(脳心疾患リスク) 10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク
AILS(糖尿病リスク) 4年以内に糖尿病を発症するリスク
AILS(アミノ酸レベル) 血液中の必須・準必須アミノ酸の低さ
AILS(認知機能低下) 現在認知機能が低下している可能性

人間ドックや健診時にプラスがおすすめ

人間ドックや健診では、国の定める法定健診としての肥満度、血圧、脂質、糖代謝ならびにがん検診を受けますが、そのほかに、いわゆるリキッドバイオプシー(わずかな生体資料から病気である可能性を評価する。)としての、アミノインデックスを受けることをお勧めします。

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監修者プロフィール

山門 實 医師
医療法人社団ミッドタウンクリニック 元顧問
日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック 元常任顧問
三井記念病院総合健診センター 特任顧問

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