コラム

2020.05.29
健康

自分の平熱を知っていますか

皆さんは自分の平熱をご存知ですか?風邪を引いた、頭が痛いなど体調を崩してしまったときでないと体温を測る機会がなく、元気な時の体温が分からないという方も多いかもしれません。 平熱を把握しておくと、発熱しているか否かの判断基準が明確になるのはもちろん、自身の体調の変化に気づきやすくなります。自分の平熱を知ることから、健康管理を始めましょう。

正しい検温の方法

正しく体温を測れていると思っても、実は正確に計測できていないケースも。正しい検温の方法を知り、改めて平熱を測り直してみてはいかがでしょうか?思い込んでいた平熱、実は違っていたなんてこともあるかもしれません。 正しい検温方法のポイントは「測る時間と部位」です。

測る時間は1日4回がベスト

体温は一日の間で一定ではなく、朝が最も低く夕方には高くなります。一日に1℃以内の変化があるため、平熱を正しく把握するにはそれぞれの時間帯の体温を測定し、把握しておくことが理想的です。時間帯ごとに平熱を計測する、というわけです。一日の中で、起床時、午前、午後、夜の計4回体温を測るのがよいと言われています。しかし、4回も測ることが出来ないという方もいらっしゃると思います。その場合は、起床時、夜の2回計測でも構いません

なお、食事の直後や入浴後、運動後は体温が上がりますので、最低でも30分以上経過してから計測するか、入浴後、運動後は避け、食前や食間に検温するのが望ましいです。お子さまの場合、泣いた後は体温が上昇していますので、機嫌の良いときに行うか、寝ている間に計測するのも手です。 また、測定は1日だけではなく、体調の良いときに何日か測定してみると、より正確性を保てるでしょう。

体温計測に適した部位とは

人の体は、部位によって温度が異なります。皮膚など体表面に近い部分は外気温の影響を受けやすいために安定しておらず、体温計測に向いていません。一方、「体内の温度」は安定しており、体温を知るのに適しています。 とはいっても、一体どうやって体内の温度を測るのか疑問に思われるでしょう。体内を直に検温することは容易ではありませんが、体内の温度が反映されやすく、かつ簡単に計測できる部位として、口の中、耳、脇が挙げられます。ここではその中でも、最もスタンダードな脇での計測方法を詳しくご紹介します。脇は体表面ではありますが、しっかり脇を閉じると体内の温度を反映できる部位なのです。

脇で検温する際のポイント

①脇で体温を測る場合は、必ず「ワキ式体温計」を使用すること!

体温計によって計測できる部位が異なりますので注意しましょう。

②汗をかいているときは、脇の汗を拭き取る

汗により熱の伝導率が変わってしまい、正しく検温できない可能性があります。

③脇のくぼみの真ん中に斜め下から体温計の先端を当て、脇をしっかり締める

脇の温度は中央ほど高温になっているのです。下着などに触れると、正しく計測できないことがあるので注意してください。また、どの部位での計測においてもいえることですが、検温中はじっと動かずに安静にしていましょう。

いかがでしたか。体温の計測は、誰でも簡単にできる体調チェック方法です。平熱を知り、体調管理に活かしてみましょう。

 

監修者プロフィール

反頭 裕一郎 (たんどう ゆういちろう)医師
日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック 副院長

[経歴]
2001年山梨医科大学医学部卒業
ミッドタウンクリニック トラストクリニック等々力 元副院長
トラストクリニック 元非常勤医師
大月市立中央病院 元副理事長・元副院長

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